アイルランド旅行記・ゴルウェイ編

 ゴルウェイ(Galway)は、アイルランドで2番目の都市です。場所は、ダブリンより西にバスで約4時間の、ダダブリンとは反対側の大西洋側にあります。電車でも行けますし。街の規模は、ダブリンと比べるとこじんまりした感じがあります。
 でも、カラフルな建物が多くてきれいでした♪
 アイルランド、しかもゴルウェイときたら、これです。クラダリングです。ゴルウェイは発祥の地として有名です。

 ハートに王冠をつけてそれを両手で支えているというデザインは独特です。ハートを持った手は「友愛」、王冠は王様への「忠誠」を意味します。結婚指輪に使われるとか。

 でも、独身でもつけて差し支えございません。その場合、既婚者は左図の向きでつけるのに対し、独身者は逆向きにつけるというのがルールだとか。幸せな結婚が出来るとかなんととか♪

 もちろん購入しました(ダブリンでだけどね・・・)。いろいろあるんですよね。ハートの部分にエメラルドなどの宝石が入っていたり、手の部分がダイヤだったり〜。シルバーもいいし、やっぱゴールドもいいし〜迷いました。値段もぴんきりです。
 このリンチ記念碑には、クラダリングのデザインが彫られています。
 この碑は、ゴルウェイのメインストリートのショッピング街をコリブ川に向かって歩いて行く途中の、聖ニコラス教会の敷地内にあります。間近まで近寄る事が出来るので、じっくり見てきました。碑には、クラダリングのモチーフ、ケルティックハープ、船、どくろマークなどが彫られていました。

 そもそもこの碑は、15世紀後半に初めてゴルウェイの州知事になったジェイムス・リンチの功績をたたえたものです。このリンチ知事は、人殺しをした自分の息子に対して殺人罪で絞首刑にかけたことがあるとか。これが、当時えこひいきせず正義を守り裁判をしたということで高い評価を受けたとのこと。リンチ(私刑)の語源にもなったとか。

 この教会にはそのリンチの墓もあるそうです(どれだかよくわかりませんでした・・・それらしいものはこの碑の裏にあったんだけど)。
 このゴルウェイは、観光地のアラン諸島に向かうフェリー乗り場もあります。今回は日帰りで行ったのでアラン諸島には行きませんでしたが、ガイドブックで見る限り、断崖絶壁という感じでなかなかすごいところだと思います。ケルト文化の本場だとか。

 アランセーターという、毛糸のセーターの本場です。ゴルウェイにはこのアランセーターのお店も多いのですが、夏なのでさすがにセーターは買うのが引けました。結構ずしりと重みのあるセーターです。

 アラン諸島に行くのなら、やっぱ2、3日かけたいですね。8月にはいるとイタリア人やスペイン人をはじめ観光客がかなり増えて宿泊の予約もかなり詰まっているようなので行き当たりばったりで行くのはやめといたほうがいいカも・・・。野宿・・・かなぁ。でも、アイルランドは突然雨が降ってくる事もあるのであんまりすすめられないと(^_^;)

 実際、ゴルウェイについたときは太陽が見えていたのに、帰る頃は雨がざあざあでしたし。でも、傘よりは、フード付のビニール製のウィンドブレーカーとかがあればいいかも。すぐやむ時が多いんですよね。
 ぶらぶら海沿いを歩くのもおすすめ。かなり歩き応えがあります。天気がいいとアラン諸島が見えるそうです。波はなく、磯の香りもしませんが、なんかぼーっと景色を見ているだけで、満喫気分になりました。