2004年秋。出雲大社にお参りしてきました。出雲大社は、大国主命を祀っている、一度は行ってみたい神社のひとつでございました〜(^^) |
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仙台からは・・・ひたすら電車を乗り継いでいきました。新幹線で岡山まで。乗り換えて玉造温泉下車。約10時間かかりましたね。そこで一泊。そして翌朝改めて出雲大社にたどり着いた・・・という具合。近くに、出雲空港があるのですが、羽田か伊丹からの便になるので・・・仙台からだと微妙に使いづらいんですよね。出雲市駅からはバスで出雲大社にたどり着きます。 他にも一畑電鉄を乗り継いでくる方法もあります。 バスから降りると・・・大きな鳥居と、絶対見間違えないくらいの大きな文字で「出雲大社」と書かれた石碑が立っています。 |
拝殿にたどり着く前に、幸魂奇魂(さきみたま・くしみたま)を拝んでいる大国主命の像(上)、因幡の白兎におそらくがまの穂をすすめている最中の大国主命の像(下)があります。 |
ちなみに幸魂奇魂の話とは・・・ 昔むかし。大国主命と少彦名命は国づくりに励んでいました。ある時、少彦名命が亡くなり、大国主命は悲しんで途方に暮れていました。そんな時、海の向こうからやってくる神様がいました。大国主命が「どなたですか?」とたずねると、その神様が「わたしは汝の幸魂奇魂である。幸魂奇魂に導かれて、よい国造りができたんだ」と大国主命に答えました。 ・・・というものであります、多分。あの、波の上にちょこんとのっている金色の玉が、幸魂奇魂なんですね。この幸魂奇魂のおかげでみんなが幸せになれるんだとか(-人-) このあたりは、古事記とか日本書紀の記述を知らないと分からない世界なんでしょうね〜(^_^; 実は出雲にくる前に、古事記をちょっと読んでいました。もちろん原文ではなく、現代語訳したものでございます。読んで気づいたことといえば、結構、σ(^^)は須佐之男命の話と勘違いして覚えていたところがありました・・・。 須佐之男命は、天照大神の弟で、かなりやんちゃな神様。乱暴狼藉をしでかしたため、天上の高天原から追放され出雲の国をひらいた神様。大国主命は、その須佐之男命の6代目の子孫で、小さい頃は異母兄弟に虐められ殺されかけたけども、須佐之男命の娘・須世理姫と結婚した神様なんですわ。大和朝廷に国を譲ったのが大国主命ですわ。 |
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と、古代に思いをふけているうちに、いよいよ見えてきました。σ(^^)が行った日は、日本中の神様が集まって会議をひらいているという、「神在祭」の日。 |
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一般の参拝客のほかに、氏子らしき人たちがたくさんいまして、結構な人手だったんですよね〜(~_~) 参拝客の一部が、あのしめ縄に向けてお賽銭を投げるんですよ。お賽銭がささると、いいんだか悪いんだか、よくわかりませんが・・・下で拝んでいるものとしては、お金に当たりそうでちょっと怖かったです(;_;) とはいえ、うまくやればささるみたいで、結構、小銭がささっていましたわ。 |
奥のほうに行くと、ちょうど「神在祭」真っ最中でした。雅楽が流れ、神主さんがぞろぞろと、その他に氏子さんとおぼしき人たちがぞろぞろと歩いていきました。祝詞をあげたり、お供え物を上げたりして、なにやら神秘的な感じがしましたね。式次第が分かれば、また祭りの見方も違うのでしょうが・・・全然分からず、ただ眺めていました。御神輿わっしょいとかの雰囲気ではなく、本当、「儀式」という雰囲気でしたね。 |
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割と大きな神社の周りって、お土産屋があったり、売店や屋台が出ていたり・・・なんてことがありますが、出雲大社の周りは、あまりそういうものがないんですよね。おみくじとかお札を売っているところは勿論ありましたけどね。神在祭の時期は、神様の会議の邪魔にならないよう、歌舞音曲を控えるとのことなので・・・そのせい?というわけでもないような。散歩するのにいい感じの距離と雰囲気で、1時間くらいかけてゆっくりお参りしてきました。 |
出雲大社からふらふら歩くと、今は廃駅になった旧JR大社駅があります。1920年から1990年まで使われていたんだとか。 いろいろ調べてみると、昔は急行大社というのが、金沢や名古屋からこの大社駅まで走っていたんだとか。当時は結構にぎわった駅だったんでしょうね。 |
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入場料などはないので、気軽に中に入って見学することが出来ます。駅というより、どこかのお屋敷のような建物ですわ。 レトロっぽい雰囲気がいいんですよね〜。ところどころに駅員さんの姿の人形がいて、こんな雰囲気でした、というのがわかります。とはいえ、・・・あちこち建物が傷んできているのが残念です。やはり、人が出入りしないとそーいうものなんですかね。活躍していた頃に来て見たかったなぁ〜ってちょっと思いました。 |
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線路だったところは、歩けたりします。これは廃駅ならではですかね。SLもあったりしまた。 |