浅草&上野

2008年夏。ちょうど洞爺湖サミットの頃。深夜の高速バスに乗って、厳戒態勢の首都・東京まで行ってきました。高速バスは、新宿から四谷を通り警視庁の脇を通って銀座に抜け東京駅へ向かう便。沿道には朝も早くからお巡りさんの姿がありましたわ。

・・・ちょっと大変な時期に来てしまったかなぁ〜なんて思ったり(^^;

まぁ、影響としては、駅のコインロッカーが使用禁止になっていた・・・くらいでしたけど。

そんなわけで、朝の6:30に東京駅に到着。周りには似たような状況の人がちらほらいました。眠ったような寝ていないような状況。体の節々に微妙な痛みを感じつつ、ふらふら〜と向かった先は、浅草です(^^)

まだそれほど観光客の姿がない浅草。地元の人たちの姿が多かったような。まずはお参り。そしておみくじ。人が少ない分、境内をゆっくり見ることが出来ます。

ふと上を見上げると、天女の姿が。今までも何回かお参りに来ていましたけど、見たのはこれが初めて。こういう絵があるなんて知らなかったです〜(~_~)

ちょうど、地元の人みたいなご夫婦が、本堂の中まで入り、お参りをするところを見かけました。σ(^^)もその後に続いて入りましたわ。正座をして改めて再び合掌〜そのまま、本堂の中をぐるっと一周(-人-)

仲見世のシャッターもちらほらひらき始めたので、またふらふらとお散歩に。商店街のシャッターが面白いことになっていました。商店街のみまさまも考えましたね〜(^^)

紳士用品店にいるお客さまは・・・もしかして、新選組の土方さん(^^;






高級紳士靴店にいるお客さまは、坂本さんじゃーないがなが。何かいい靴はへちゅうか?




幕末シリーズでそろえているのかと思いきや、ラーメン屋では越後のちりめん問屋のご隠居がお食事中でしたよ(笑)

7/9〜10に行けば、ほおずき市が開催していたそうです。このときにお参りすると、四万六千日分お参りしたことになるそうで。それってつまりどのくらい?と、試しに計算してみたら、126年分でしたよ(^w^;

そんなこんなで、上野公園へ。

上野の森美術館の前に、ものすご〜く長い行列が出来ていました。「井上雄彦・最後のマンガ展」とのこと。マンガ展なんだから、漫画家さんなんだろうけど・・・何の漫画を描いている人なの?と思いながら歩いていると・・・大きな看板を発見。

あ〜、この絵は見たことある〜「バカボンド」の人かー、と納得。とはいえ、読んだことはないのでどんな話か知りません。行列の最後尾には「ただ今170分待ち」という看板を持った案内人の姿が見えましたよ。この暑さの中、170分も待つとは・・・がんばるなぁ(^^;


そしてふらふらと公園内を散策。やっぱり夏の東京は暑いのですわ。たらたら汗が流れてくるので木陰を選んで歩きます。

西郷さんにもご挨拶。小学1年の時以来ですわ。あの時は、随分見晴らしのいいところにあるなぁ〜なんて思いましたけど・・・今見ると、それほどでもないような。随分高いビルが増えましたね。上野にもヨドバシってあるんだぁ〜なんて眺めながらまた歩きます。

・・・東京に来る前に見ていたとある本に、ちょっと気になるものが載っていたのですよ。それが、上野公園の中にあるので見に行くことに(^w^;

・・・上野大仏です。顔だけ〜の大仏様。これには深ーい訳があるそうで。

江戸時代、寛永寺の敷地内に大仏様を建立したのが始まりとか。何度か作り直したり修理したりしたそうで・・・多分、この写真は、明治時代の姿かと。関東大震災の時に、首だけごろっと落ちてしまい・・・そして、残った胴体部分は太平洋戦争の時に供出され、そしてこの姿になったのだとか(-人-)

顔だけ、だとびっくりしますけどね。こういう由来を聞くと、納得です。いろんな困難を乗り越えて顔だけは残った・・・ということで、厄除けのご利益があるそうですよ。大仏というのでかなり大きい姿を想像していましたけど、思ったよりは・・・小顔だったような。

ネットで検索すると、震災直後の、胴体の前に首が転がっている写真とかでてくるのですわ。ちょっとある意味シュールでこわーい写真かと。地震は本当に嫌ですわ〜(>_<)